コロナ禍で苦心の大学入試 横浜国立大は大胆な変更決定

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編集委員・増谷文生
【動画】朝日新聞と河合塾が768大学を対象に合同調査。データから読み取れるコロナ禍の大学の姿は…
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 英語民間試験の活用見送り、大学入学共通テストへの記述式問題の導入見送り、そしてコロナ禍……。様々な紆余(うよ)曲折をへて、改革初年度の大学入試が15日、総合型選抜(旧AO入試)の出願開始でスタートする。いかに「3密」を防ぎ、安全に試験を行うか。各大学が苦慮している。

 「受験生同士の座席間隔を1メートル程度空け、1科目終了ごとに少なくとも10分以上換気を」。文部科学省は6月、各大学に試験会場での感染防止策を求めた。

 朝日新聞と河合塾が6~8月に行った768大学が対象の「ひらく 日本の大学」緊急調査では、受験生を集めて試験をするかどうかで、判断が分かれていた。

 京都工芸繊維大は総合型選抜の1次選考で、「学習遅れへの配慮、感染拡大防止、受験生の宿泊・移動の経済的負担を考慮」して、例年は受験生を大学に集めて行うリポート作成などを取りやめ、出願書類のみで選抜することにした。最終選考では、集団討論を面接にするなど試験内容を一部変更したうえで、大学に受験生を集めて行う。

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 面接を対面からオンラインに…

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