特殊詐欺防止の最前線、機転利かせるコンビニ店員たち

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寺島笑花 高橋豪
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 電子マネーを購入させてだまし取るうそ電話詐欺を未然に防いだとして、山口県警は8月、山口県下関市と同県宇部市にある5店舗のコンビニエンスストアの従業員ら7人に感謝状を贈った。いずれも客の言動に違和感を感じて声を掛けた。だが、詐欺電話の脅迫めいた言葉や、甘い誘惑を信じ切っている客を説得するのは簡単なことではない。警察沙汰にしたくないと断る客もいるなか、コンビニ店員は特殊詐欺被害防止の最前線に立っている。

 ローソン彦島江の浦5丁目店(下関市)の橋本真梨さん(31)は7月27日、4万5千円分の電子マネーを購入しようとしていた60代男性に声を掛けた。「パソコン画面が真っ黒になった。入金しないと直らないと言われた」。警察への相談を勧めたが、「大ごとにしたくない」と断られた。

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 だったら、と機転を利かせ「…

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