ペンギンがカメラ興味津々 お辞儀で愛情表現するペアも
ピタッ、ピタッ、ピタッ。地面に置いたカメラに1羽のペンギンが興味を示し、近づいてきた。くちばしで突っついたり、口を開けて食べようとしたりして、口の中が丸見えになった。8月下旬、横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)の協力で360度カメラを設置し、ペンギンたちの様子を撮影した。
同館では現在、5種類のペンギンを飼育展示している。今回、撮影したのは、ホッキョクグマなど冷たい海に暮らす生きものを展示しているLABO4のオウサマペンギン、ジェンツーペンギン、アデリーペンギンの3種類。
「ペンギンさーん、こっちおいでー」
人気のコーナーとあって、家族連れやカップルなど大勢の来館者が足を止める。スイスイ泳いだり、プカプカ浮かんだり、立ったまま眠ったりするペンギンたちの様子は、ずっと見ていても飽きない。
飼育員の山形えり子さんによると、「クワァー」と鳴きながら「お辞儀」をするペンギンがいるという。360度カメラの映像を確認するとそのシーンがあった。頭に白い帯状の模様があり、黄色い脚が特徴のジェンツーペンギンのカップルに見られる行動で、愛情表現だという。威嚇のようにも見えるが、まさか求愛行動だったとは――。
ペンギンは世界に18種類…
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