過密日程のプロ野球、中継ぎ投手が先発に 零封も炎上も

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栗山監督「勝つための選択」

 プロ野球は3日、新型コロナウイルスの影響で過密日程となるなか、DeNA・パットン、ヤクルト・風張蓮、西武・平井克典ら、中継ぎ投手たちが先発に名を連ねた。各チームの投手事情やそれぞれの戦略が透けて見えたが、結果は明暗が分かれ、不慣れなマウンドの難しさも感じさせた。

 先発に短いイニングを任せる「ショートスターター」を昨季から導入している日本ハムには一日の長があった。8月29日に中継ぎで登板した加藤が中4日で先発。慣れたもので、5回無安打無失点と完璧に役目を果たし、自身は今季初勝利となった。

 栗山監督は「一昨日まで中継ぎ待機してもらっていて、きょうはブルペンデーのようなイメージでいた」。だがテンポ良く凡打を積み重ねた投球で、予定以上の5回を任せ、「短い調整で投げきれるのは昨年の経験も含めて柔軟性があるから」と絶賛した。

 栗山監督は珍しい戦術とは思っていない。「ほかのチームもブルペンデーをつくっている。3回、3回を任せるダブル先発も短期決戦ではある。勝つために一番の選択をしているだけ」と話した。

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 ヤクルトは立ち上がりに課題…

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