コロナ禍の皇室、異例の「進講」公開 模索する発信方法

有料記事

長谷文 杉浦達朗

 新型コロナウイルスの感染拡大が皇室の活動に大きく影響している。行事や式典の中止が相次ぎ、天皇、皇后の定例地方訪問、全国植樹祭などの「四大行幸啓」も中止に。国民と触れ合う機会が減るなか、皇室は何を、どう発信しようとしているのか。

 「私たち皆が、この感染症の克服に向けて、心を一つにして力を合わせ、困難な状況を乗り越えていくことが大切だと思います」。

 5月20日。天皇陛下は日本赤十字社の大塚義治社長らを前にそう語った。宮内庁がホームページで「新型コロナウイルスに関するご発言」として紹介しているが、こうした専門家に話を聞く「進講」は非公開で、やりとりが明らかにされることは異例だ。

ここから続き

 なぜ公表したのか。背景に…

この記事は有料記事です。残り1389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

上皇さま90歳 ご一家の写真で振り返る

上皇さま90歳 ご一家の写真で振り返る

2023年12月に90歳の卒寿を迎えた上皇さま。在位中、国民と同じ目線であり続ける「平成流」を大切にしました。年始の集合写真をもとに、ご一家の歩みと平成、令和を振り返ります。[もっと見る]