もしもの時に「もめん」エンディングノート 三重・松阪

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中川史
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 三重県松阪市は、「もしも」の時に備え、市民に自分の望む医療や介護、財産のことなどを書き留めておいてもらう「市版」のエンディングノートを完成させた。名付けて「もめんノート 伝えたいこと」。特産の松阪木綿に掛けて、当事者の逝去後に遺族が「揉(も)めん」という意味を込めた。

 A4判26ページで、緊急連絡先や、家系図のように家族関係などを記す「わたしのこと」から始まる。「エンディング」への備えとしては、葬儀、墓などについて自らの希望を記入。遺言書の保管場所などを書く欄もある。また、病気などへの備えにも対応。医療では主治医や既往症、介護では「だれに介護してほしいか」を書き込む。

 判断能力がある元気なうちに「終活」を始めてもらうことで、本人だけでなく家族らにとっても有益と市が企画。昨年度、医師や看護師、社会福祉士らによる終活情報登録検討委員会が骨格をつくり、先進地である栃木県小山市などの「思いつむぎノート」なども参考に、作成した。

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