保守の土壌に戸惑い 中村喜四郎氏の決断「簡単には…」

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鹿野幹男 久保田一道 古源盛一 片田貴也
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 無所属で活動してきた中村喜四郎・元建設相=衆院茨城7区=が、立憲民主党国民民主党などの議員が結成する新党に加わる意向を25日に示した。解散・総選挙の時期がささやかれるなか、近年、古巣の自民党と距離を置き、ときに政権批判を展開する中村氏の決断に、県内政界にはさまざまな受け止めが広がった。

 中村氏は27歳で初当選。党総務局長や建設相を務め、「将来の首相候補」とも呼ばれた。ゼネコン汚職事件で逮捕され、1994年に自民党を離党。2003年に実刑判決が確定して衆院議員を失職したが、05年の総選挙で無所属で当選し、国政に復帰した。以来、14回まで当選を重ねてきた。

 無所属となってからも「保守系」を標榜(ひょうぼう)していたが、近年は自民党と距離を取るようになった。岡田克也・元民進党代表などとの連携を強め、野党統一会派に所属する若手議員を対象に選挙の指南役も務めた。県内でも、3年前の衆院選で希望の党(当時)の青山大人氏(比例北関東)への応援演説でマイクを握っていた。

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 初当選以降、無敗で当選を重…

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