メッシ、バルセロナに退団希望を通達 泥沼化の可能性も
ロンドン=遠田寛生
サッカーのアルゼンチン代表で、スペイン1部リーグ、バルセロナのFWリオネル・メッシ(33)がクラブに退団を要求したことが25日、分かった。複数の海外メディアが報じた。契約は来季終了の2021年6月まで残っており、事態は泥沼化する可能性がある。
ロイター通信によると、メッシは弁護士を通じ文書でクラブ側に即退団を希望した。契約では6月10日までに退団の意思を伝えれば、違約金なしで認められる条項が含まれていた。期限は過ぎたが、新型コロナウイルスでシーズンがずれ込んだため適用されるべきだと主張しているという。
クラブ側は条項は失効したと理解している模様。19日に就任を発表したロナルド・クーマン新監督の下、プレーしてほしいと伝えたと報じられている。クラブの合意なしで移籍するには、バイアウト条項(契約解除の違約金)として設定された7億ユーロ(約875億円)を新チームが支払う必要がある。
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