陸上部で培った盗塁の極意 ロッテ和田、警戒も大歓迎

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テレビ朝日アナウンサー
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清水俊輔 戦士のほっとタイム

 驚くほどの俊足が今、プロ野球界で注目を集めています。ロッテの和田康士朗選手(21)。高校時代は陸上部に所属したこともある異例の経歴の持ち主に、野球への思い、陸上で培った走塁技術などを聞きました。

 ――育成ドラフト出身で、6月に(1軍の試合に出場できる)支配下選手登録されると代走で出場機会を増やし、初先発の試合(8月16日)で3安打3盗塁。ここまでの活躍は想像できましたか。

 全然、想像していなかったです。育成3年目で、今年、ダメなら終わりだと思っていました。支配下選手になれて、開幕から1軍に入れたことに一番びっくりしています。最初は、先発も「間違い」なんじゃないかと思いました。走塁が評価されているからだと思いますが、打撃面でも結果がついてきている。これからも気を緩めないようにしたいです。

 ――高校では当初、陸上部に所属。1度、野球を断念しています。

 中学2年の時にけがをして、治った後もうまくプレーできなかった。それで落ち込んで辞めようと思い、陸上部に入りました。でも、高1の時、野球を続けていた友達がベンチで声を出していた姿をテレビで見て、もう1回、野球をやりたいと思いました。

 ――その後、部活ではなく社会人クラブチームへ。

 最初は1年間のブランクを感じましたが、中学の時のようなことを繰り返したくはなくて、続けました。走るにしても、陸上の知識が役に立った。(陸上の経験を生かせて)よかったなと思います。

 ――盗塁数はパ・リーグでトップです(27日現在で15個)。

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