最長の安倍政権、沖縄の元自民党員「強引さ目立った」
岡田将平
安倍晋三首相の連続在職日数が24日、2799日となり、歴代最長となった。しかし、沖縄からは「歴史的な日」に対し、冷ややかな声があがる。
「沖縄の声は長い間、無視され続けてきた。でも、この7年半は、以前の自民党よりも強引さが際立っていた」。4期16年にわたって自民県議を務めた元県議会議長の仲里利信さん(83)=沖縄県南風原町=は歯がゆい思いで、この日を迎えた。
7年8カ月前。自民党が政権に返り咲いたとき、仲里さんはまだ、自民党員だった。積年の課題である米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還・移設計画をめぐって、当時の自民党県連も、名護市辺野古への移設を認めず「県外移設」を主張する立場だった。
しかし、第2次安倍政権が発足すると、国会議員をはじめ党県連は十分な説明もないまま、次々と容認に転じた。その様子は政権の強権ぶりを多くの県民に印象づけた。その前後、仲里さんは自民党を離れた。
「戦争体験者いた以前の自民党は…」
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