第2回現場近くの住民からもDNA 「拒否して疑われるの嫌」

有料記事追う DNA捜査

宮地ゆう 大津智義 編集委員・吉田伸八 グラフィック・米澤章憲
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 八百屋、酒屋、精肉店など昔ながらの店が並ぶ東京都中野区の商店街。

 この近くのマンションで2015年8月、住人の劇団員の女性(当時25)が殺されているのが見つかった。首を圧迫されるなどした窒息死だった。

 警視庁の捜査で、被害者の手の爪の間から微量の皮膚片が見つかった。襲われた被害者が抵抗した際、犯人の皮膚をかくなどして爪に残ったものとみられる。

 警視庁はこの皮膚片から抽出したDNAを鑑定し、DNA型を検出。このデータは警察庁の「遺留DNA型データベース」に登録されたとみられる。

 事件は発生から約7カ月後、急展開をみせた。

「究極の個人情報」とされるDNAやその型の鑑定結果を、警察はどのように扱い、どう運用しているのか。DNA捜査の実態を追う。

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 周辺からいなくなった人物を…

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