ベテルギウスまた明るさ急減 巨大黒点?ガス?仮説続々

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石倉徹也
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 「超新星爆発の前兆か」と話題になったオリオン座の1等星ベテルギウスが、再び急速に暗くなっている。いったん明るさを取り戻したものの、ここ数カ月で再び暗くなっており、これまでにない振る舞いを続けている。「巨大な黒点が現れたのではないか」「星が放出したガスのせいだ」など様々な仮説が出ているが、謎は深まるばかりだ。

 冬の大三角をつくるベテルギウスは、昨秋からみるみる暗くなり、今年2月には明るさが3分の1と過去50年で最も暗くなった。その後、明るさは元に戻ったものの、6月以降、再び暗くなっていることが米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星「ステレオ」のデータから分かった。

 ベテルギウスを40年継続観測している米ビラノバ大のエドワード・ガイナン教授によると、ベテルギウスはもともと明るさが変化する変光星で、5・9年と14カ月の二つの周期があることが知られている。だが、今夏の減光はいずれの周期ともずれており、「通常より早く暗くなり驚いている」と話す。

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■暗さの原因は黒点?ガス?…

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