米航空宇宙局(NASA)は18日、大きさが5メートル前後の中型車ほどの小惑星が、16日に地球すれすれをかすめていたと発表した。最も近づいた時の距離は、地球の直径の4分の1にあたる3千キロ上空だったといい、地球にぶつからなかった小惑星としては観測史上最も近づいたとみられる。
発表では、米パロマー天文台が16日、飛び去っていく小惑星を発見した。大きさは3~6メートルで「2020QG」と名付けられた。太陽の方向から地球に近づき、インド洋の3千キロ上空をかすめながら地球の重力で軌道を変え、通り過ぎたという。
これまでの最接近記録は、2011年の「2011CQ1」の約5500キロだった。今回の3千キロは月までの距離の100分の1以下で、地球を直径約20センチのバレーボールに例えるとボールの表面から5センチの付近だった。
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7月上旬に関東上空に現れ…
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