ダムに過放流の可能性 「流入量の計算にタイムラグ」
山本孝興
想定外の大雨が頻発し、全国のダムで「緊急放流」が相次いでいる。甚大な被害が出た一昨年夏の西日本豪雨や、昨年秋の台風19号では、緊急放流中に必要以上の水を下流に流す「過放流」があった可能性が出ている。現場の担当者らは「ダムへの流入量の計算が正確ではなかったのでは」と話す。
「流入量と放流量は一定になっているはずだが、実際は水位が下がってしまう。1割くらいは多く流しているかもしれない」。福島県の高柴ダムを管理する事務所の幹部は振り返る。
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2018年7月の西日本豪雨…
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