風船爆弾と気象――。こんなテーマで気象予報士が福島県いわき市で講演すると聞き、7月下旬に会場に足を運んだ。
風船爆弾は、米国本土を直接攻撃しようと無人の気球に焼夷(しょうい)弾を搭載した兵器。太平洋戦争で旧陸軍が研究・製造したが、大きな成果はないという程度の認識だった。
演壇に上がったのは、梛良(なぎら)幸広さん(60)。いわき市教育文化事業団の職員として市民の史跡巡りで、拠点の一つ、勿来基地跡を調査したことがあった。予報士の資格は山好きが高じたという。
講演では、①気球が米国まで…
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