リニア、JR東海が走行試験を再開、新型車両を投入

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初見翔
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 JR東海は17日、山梨リニア実験線での走行試験を10カ月ぶりに再開した。従来の試験車両より空気抵抗を13%減らした新型車両を使い、営業運転開始に向けたデータを収集する。

 実験線は山梨県上野原市笛吹市間の42・8キロで、1997年から試験が続いている。JR東海は昨年10月、新型車両投入の準備のために試験を一時中断。当初は5月末ごろに再開する予定だったが新型コロナウイルスの感染拡大にともなって延期していた。

 新型車両は先頭の「鼻」の部分に凹凸をつけるなどして空気抵抗を減らしたほか、進行方向を映すカメラや前照灯の位置を変えた。照明や空調などに使う電力についても、従来はガスタービン発電機からまかなっていたが、磁界を発生させることで地上から「非接触」で集電する仕組みに切り替えた。

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