3000M障害に18歳新星、五輪も視野 順大・三浦

有料記事

堀川貴弘
[PR]

 陸上の3000メートル障害は障害物を28回、水濠(すいごう)を7回超える。持久力に加え、障害物を越える技術も必要とされるハードな種目に新星が生まれた。今春、京都・洛南高から順大へ進んだ三浦龍司が、先月のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で日本歴代2位となる8分19秒37をマーク。有効期間外とはいえ、東京オリンピック(五輪)の参加標準記録(8分22秒0)を突破する好記録をマークし、来年の五輪出場も視野に入ってきた。

 三浦の記録は国内大会での最高記録で、岩水嘉孝トヨタ自動車)が2003年パリ世界選手権でマークした日本記録に0秒44と迫る歴代2位。新宅雅也(日体大)が出した日本学生記録(8分25秒8)を41年ぶりに更新した。

 高校記録でもあるこれまでの自己ベストを一気に20秒も縮めた18歳は「自分でも想像していなかった記録が出た。コロナの影響による自粛期間中の練習と、その後の大学での練習がうまくかみ合った」と振り返った。3月中旬に入寮したものの、新型コロナウイルスの影響で3月下旬に島根県浜田市の実家に戻った。5月上旬までは故郷で1日に20キロほど走り込み、大学に戻ってからはスピードの変化に対応する練習に力を入れた。「ホクレン大会のラストはストライドが伸びていった感覚があった。今までにない感じでした」

ここから続き

 小学校1年から地元の浜田J…

この記事は有料記事です。残り455文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら