中日・大野雄大、3戦連続の完投勝利 球団14年ぶり
松沢憲司
(16日、プロ野球 中日4-1巨人)
中日の大野雄大は、最後の打者を三ゴロに仕留めると両手を突き上げ、ようやく表情がゆるんだ。球団では2006年の佐藤充以来となる、3戦連続の完投勝利。ヒーローインタビューで「巨人打線は本当に怖い。九回もひっくり返されないように、と思っていた。疲れました」と苦笑いした。
先頭打者の出塁を一度も許さず、常に主導権を握っていた。150キロ前後の直球を低めに集める。そこに、キレのあるフォークとスライダー。捕手の要求に対し、高低の投げミスはほとんどなかった。
「(内外の)逆球はあったけど、強い直球を投げ込めた結果だと思う」。ストライク先行ですいすい投げたのも、いいリズムをつくることが求められる先発の理想的な投球といえる。10個の三振を奪い、2リーグ制後は球団で初めてとなる3試合連続2桁奪三振の快挙も付いてきた。
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開幕戦から登板6試合連続で…
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