立会人の谷川浩司九段、新名人を讃える「最短の寄せ」

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佐藤圭司
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 第78期将棋名人戦七番勝負は、渡辺明二冠(36)が名人位を獲得した。第6局で立会人を務めた谷川浩司九段(58)に終局後、感想を聞いた。主なやりとりは、以下のとおり。

――第6局の感想は。

 豊島さんの方が攻めていったタイミングが早かったという感想戦の内容でしたが、それよりも、やはり、渡辺さんの方がうまく咎(とが)めた、といいますかね。(73手目)▲5三歩と垂らすタイミングと、(74手目)△7六歩と取り込まれた時に(75手目)▲7四歩と打ち返すという……。

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 あの2手が素晴らしかったで…

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