「バッシング覚悟」「国は喜ぶ」北海道寿都町長は語る

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 原発の使用済み燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場をめぐり、北海道寿都町の片岡春雄町長(71)が13日、朝日新聞の取材に対し、候補地選定に向けた国の調査に応募したい考えを示した。人口減が進む地域への危機感をあらわにし、「交付金は魅力的だ」「バッシングは覚悟している」などと語った。

 ――高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定に向けた「文献調査」を検討しているのか。

 「町の将来のため、文献調査の受け入れを検討したい。交付金(最大20億円)は魅力だ。人口減対策を含めた町づくりの議論を進めるうえで、夢物語を描くのは簡単だが、財源が必要になる。議会や産業団体、町民の意見を聞いて方向性を決める」

 「勇気を持って名乗りを上げたい。相当なバッシングが出てくると思う。それは覚悟の上だ。国は相当喜ぶと思う。これを一つのきっかけに、全国で手を挙げるところが出てくるのではないか」

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 ――「文献調査」で終わるの…

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