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　コロナ禍で中止になった第102回全国高校野球選選手権の大会歌「栄冠は君に輝く」が10日、甲子園で交流試合が開幕したのに合わせ各地で演奏された。栃木県宇都宮市立宮の原中学校では、これに合わせて吹奏楽部員が演奏し、同校の野球部やサッカー部など運動部員が行進した。一つの歌が演奏される間、多くの人々の気持ちが一つになった。

　「みんなで『栄冠は君に輝く』」（朝日新聞社主催）と題した企画で、宮の原中吹奏楽部顧問の星弘敏教諭（61）がアイデアを朝日新聞社に寄せて実現した。甲子園での交流試合が開幕する日に、全国各地で一斉に歌や楽器演奏をすることで一体感を得ようというのが狙いだ。動画を投稿すると、朝日新聞社が編集し公開することになっている。本番に備えて練習を重ねてきた同中の吹奏楽部員44人はこの日、保護者が見守るなか、校庭に向かって校舎の一角に陣取った。

　吹奏楽部の試みに、同中の運…