テングカワハギの子どもたち サンゴ礁あってこその命
米山正寛
インド洋から太平洋のサンゴ礁の海で、青緑色とオレンジ色の美しい姿を見せる魚がテングカワハギ。国内では沖縄県や鹿児島県の沿岸のほか、高知県や和歌山県でも記録がある。
この写真は、海が好きで10年ほど前に東京都から沖縄県へ移住した有山誠さん(59)が、恩納村真栄田岬の海で撮影した。「成魚のペアは毎年見るが、決して数多くはない。この年はこどもがたくさん育ったらしく、たまたま5匹が同じ向きにそろってくれた」。これで体長はまだ3~4センチで、成魚でも10センチほどまでだそうだ。
餌を奪う白化現象が大敵
ここから続き
カワハギ科の魚に詳しい国立…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら