玉木氏の切り札「分党」 埋まった外堀、さっぱりした顔

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山下龍一
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 立憲民主党との合流協議をめぐり、国民民主党玉木雄一郎代表が11日の記者会見で、両党合流に参加する議員の党と、参加しない議員の党に分党する方針を表明した。自らは合流に参加せず、「改革中道」をめざす独自路線を歩む方針。背景には、消費減税を訴えるれいわ新選組憲法改正を掲げる日本維新の会の伸長への危機感があった。

 「理念政策の一致ということがやっぱり根幹だ。一体何のための新党ができるのかは、結党時に明確に示すべきではないかと言ってきた。一致点が得られなかったのは残念だ」

 約4時間に及んだ臨時役員会の後に記者会見をした玉木氏は、さっぱりした表情だった。両党の幹事長や政調会長の間でまとめた綱領案などの合意事項を認めつつも、全体での合流に踏み切れなかった理由を説明した。

追い込まれた玉木氏の狙いは

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 今回、合流を呼びかけたのは…

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