群馬)#みんなで栄冠 富岡の斎藤さん「心を一つに」

遠藤雄二
[PR]

 コロナ禍で中止になった夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」を全国それぞれの場所で演奏したり歌ったりする朝日新聞社の企画「#みんなで栄冠」が、開会式があるはずだった10日午前10時10分にある。群馬から参加する富岡市の元中学校長で同市高瀬公民館長の斎藤俊由紀さん(64)は「夏の甲子園大会でプレーがかなわなかった球児や吹奏楽部員と、ひとときでも心を一つにしたい」と思いを語る。

 斎藤さんは、母校の高崎高校野球部が春の選抜大会に出場した2012年、富岡から甲子園に駆けつけ、後輩の吹奏楽部員とともにトランペットをスタンドで演奏した経験がある。「甲子園は時がたっても、行って吹きたくなる特別な場所」だという。

 コロナ禍で、自身が所属する富岡市民吹奏楽団も演奏の機会がなくなり、トランペットを吹きたいと思っていた。部活などが制限された若者を応援したいという気持ちもあった。「同じ時に演奏し、それぞれの心が動けば記憶に残るはず」

 企画にはだれでも参加でき、演奏の様子を撮影した動画の投稿も「#みんなで栄冠」の特設サイトで募っている。(遠藤雄二)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら