火薬原料を山積み、倉庫内に長く放置か レバノン爆発

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飯島健太
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 中東レバノンの首都ベイルートで、甚大な被害を出した爆発が起きる数日前、火薬原料の硝酸アンモニウムが大量に保管されていた倉庫内を撮ったとされる写真を地元記者が入手し、ツイッターで投稿した。大量の袋が乱雑に積み上げられ、安全管理がずさんだった様子がうかがえる。

 写真を投稿したのはフリージャーナリストのディマ・サデク氏。朝日新聞の取材に「入手したレバノン当局の資料にあった写真を投稿した」と明らかにした。爆発の数日前、治安当局が倉庫の調べに入った際に撮影された写真だという。

 写真からは、広い倉庫内に大量の白い袋が無造作に積み上げられ、ほこりをかぶっている様子がうかがえる。それぞれの袋には「高濃度 硝酸アンモニウム」「1千キログラム」「ジョージア製」の文字のほか、危険物を示す黄色のマークが印刷されている。

 硝酸アンモニウムは熱に触れたり、不純物が混ざったりすると爆発するが、倉庫内では長期にわたり放置されていたとみられる。

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 米紙ニューヨーク・タイムズ

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