東京電力福島第一原発にたまる処理済み汚染水の処分方法をめぐり、双葉、大熊両町は7日、この問題が住民帰還の妨げになっているとして、対応策を早急に決めるよう求める要望書を国に提出した。処分方針の決定を促した形だ。
伊沢史朗・双葉町長らが東京・霞が関を訪れ、松本洋平・経済産業副大臣に要望書を手渡した。伊沢町長が「根本的な問題解決を先送りせず、国として責任を持って対応策を早急に決定してほしい」と求めたのに対し、松本副大臣は「政府として責任を持って方針を示したい」と述べた。
処理水をめぐっては、国の小委員会が2月に海洋放出を有力視する提言を出した。これに対し、県内市町村議会では、陸上保管の継続などを求める意見書が相次いで可決された。
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一方、要望後に取材に応じた…
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