「カジノに出入り」情報を元に狙ったか 千葉・強盗致死

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 千葉県山武市の木材加工会社で昨年2月、社員の男性(当時71)が遺体で見つかった事件で、男性がカジノに行っていたとの情報が暴力団関係者らの間で出回っていたとみられることが、関係者への取材でわかった。県警もこの情報を把握しており、情報を元に男性が狙われた可能性もあるとみている。

 千葉地検は7日、住居侵入と強盗致死の罪で、いずれも住居不定、無職の大竹純平(27)、山中暁熙(あきひろ)(27)の両容疑者を、住居侵入と窃盗未遂の罪で中野巧(24)、久米田龍(24)、片岡教真(かずま)(31)の3容疑者を起訴した。県警は5容疑者を強盗殺人容疑などで逮捕したが、地検は「現時点の証拠関係で認定」し、うち2容疑者に強盗致死罪を適用した。

 関係者によると、山中、中野、久米田、片岡の4容疑者は組員や暴力団関係者らで、大竹容疑者は暴力団に近い交友者とみられるという。このうち主犯格とみられる大竹容疑者は、資産状況などを事前に探る「アポ電(アポイントメント電話)」と呼ばれる不審電話の後に東京都内で起きた緊縛強盗事件で逮捕されている。県警は今回の被害者に事前のアポ電はなかったとみている。

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