香川)厄介者の竹を町おこしに 竹あかりづくり広がる
木下広大
寺の境内に並べた約120本の「竹あかり」に、ろうそくの火がともる。お堂は赤や白に照らされ、近所の子どもや大人が幻想的な雰囲気を楽しんでいた。
高松市の塩江地区で7月下旬にあったイベント。演出を手がけたのは、地元の有志でつくる団体「しっちく」だ。塩江の「塩」と「竹」を合わせた名前で、竹あかりを作ったり並べたりする催しを2017年から開いてきた。
竹あかりのイベントはこれまでもあったが、竹を斜めに切っただけの簡素なものを使っていた。中心メンバーで建設会社を営む藤嶋則仁さん(37)が「もっと面白いことができないか」と思い立ち、仕事の傍らに製作を始めた。
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竹を扱ったことはなかったが…
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