山口)花々と和紙、コラボで魅せる 下関で作品展

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貞松慎二郎
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 ドライフラワーやプリザーブドフラワーを瓶詰めし、インテリアとして人気の「ハーバリウム」。それに和紙人形を組み合わせた「着物ドールリウム」の作品展が山口県下関市貴船町1丁目の植木紙店ギャラリーで開かれている。市内のフラワーデザイナー宗藤(むねとう)しのぶさん(40)が制作した約70点が並ぶ。

 着物ドールリウムは横浜市のフラワーデザイナー星野久美さんが考案し、全国で認定デザイナーがご当地の和紙を使いながら活動している。宗藤さんもその一人。北九州市で昨年あったハンドメイドマーケットで作品を目にし、斬新さに魅せられた。

 山口県ならではの着物ドールリウムを広めたい――。その一心で、徳地和紙(山口市)や山代(やましろ)和紙(周南市)、柳井縞(じま)(柳井市)といった伝統の和紙や織物を使う。受け継がれている産地を訪ね、「後継者不足のなか、伝統文化を守り続ける職人に胸を打たれた」。今年2月末、フランスで開かれた日本文化を紹介するイベントにも出展し、好評だったという。

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 宗藤さんにとって、今回は地…

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