飛沫まき散らすと襲われる お化け屋敷、コロナ禍の恐怖

有料記事

江戸川夏樹
[PR]

 マスクが暑い。うっとうしい。でも取れない。だからこそ、背筋が凍る経験をしたくなる時期がやってきた。これまで通りのお化け屋敷の再開が難しい中、車に乗ったまま楽しむお化け屋敷が登場した。でも、本当に怖いのか?

 東京都港区内の車庫で7月、ドライブインお化け屋敷が開かれた。利用者は自分の車で、指定されたガレージに入庫。すると、車の音響システムを使って、暗闇の中から、そのガレージに関する都市伝説のアナウンスが流れ始める。どうやら、ここでは怨霊が人々を襲うらしい。ふと、窓に気配があるのに気づく。

 車を取り囲んだ血だらけの幽霊たちが窓に張り付き、車を揺らす。そして血しぶきが飛び……。

 お化け屋敷は約20分。最後は、幽霊役のキャストが車についた手あかなどをていねいに拭き取ってくれる。車を借りることもでき、その場合は、車内の座席のビニールを一組ずつ替える。その間、スタッフとの接触は一切ない。

 制作会社の「怖がらせ隊」が今月から始めたところ、予約が殺到。300組以上がキャンセル待ちだという。スタッフの小野大地さんは、「遊ぶことに罪悪感を感じる時期。世間の目を気にせず、思い切り叫ぶことができるのが人気」と話す。ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、普通に話していたキャストの言動が徐々におかしくなっていくオンラインお化け屋敷も好評だという。

お化け屋敷ではほかにも様々な工夫が採り入れられています。今だからこその設定もあります。

ここから続き

 遊園地や商業施設などと取引…

この記事は有料記事です。残り798文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]