クマ、カメラにパンチしてぐったり 住宅の近くうろつく

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東野真和
【動画】猟友会がしかけたわなに出入りするツキノワグマの雄=岩手県岩泉町猟友会・牧原幸三さん撮影
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 岩手県岩泉町の住宅近くの山林で7月末、ツキノワグマの雄がわなに入るようすを、町猟友会が設置したカメラが撮影した。クマはカメラの前をうろついて様子をうかがい、わなに出入りしてカメラを倒し、最後はわなにかかっていたという。

 映像を撮影したのは、町猟友会副会長の牧原幸三さん(65)。市街地の外れの住宅から50メートルほどの山林でクマが出没し、危険だったため、連絡を受けた牧原さんがわなを仕掛けた。ドラム缶の中にある果物などのえさを取ると柵が落ちる仕掛けで、近くにカメラを設置してクマの行動を撮影した。

 映像によると、クマは7月29日午後10時50分ごろ現れた。胸にはツキノワグマの特徴の三日月型の模様があり、わなに出入りした後、カメラに気づいて前脚でひっかいた。その一撃でカメラの向きが変わってしまい、姿は映っていないが、翌日昼に牧原さんが見に行くと、わなの中でクマがぐったりしており、処分された。体長は1メートル以上あった。

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 牧原さんは「これからもトウ…

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