宝塚歌劇団の雪組男役スター彩風咲奈(あやかぜさきな)が主演する「炎のボレロ」「Music Revolution! ―New Spirit―」が、大阪・梅田の梅田芸術劇場で始まった。
全国ツアーの予定が、コロナ禍の影響で大阪公演のみになったうえ、開幕が約4カ月延期に。春から夏へと季節は移り変わったが、作品はむしろ今がぴったり。芝居、ショーともににぎやかで、夏のひとときにお祭り気分を味わえる。
「炎のボレロ」は故・柴田侑宏(ゆきひろ)の手がけたオリジナル作品。元星組トップスター日向(ひゅうが)薫のお披露目公演として1988年に宝塚大劇場で初演され、32年ぶりの再演となった。
プロローグから盛りだくさん
冒頭、約9分にわたるプロローグはカップルダンスあり、リフトありと盛りだくさん。これは芝居なのかと思わせるほどの充実ぶりだ。
主題歌を歌いながら登場した彩風は、赤いドレスの娘役たちとしっとりからむ。その後、朝美絢(あさみじゅん)、縣千(あがたせん)ら勢いに乗る男役スターが入り乱れ、楽曲「ベサメ・ムーチョ」にのせて情熱的に踊る。
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ラテンのリズムとともに観客…
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