メッカ大巡礼、密集を避けよ サウジ建国以来の異例措置

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ドバイ=高野裕介
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 イスラム教最大の聖地であるサウジアラビアのメッカを信者が訪れる年1回の「ハッジ」(大巡礼)が29日に始まった。だが、今年は新型コロナウイルスの影響で、国外からの巡礼者は受け入れず、人数を大幅に制限するなど異例の対応をとる。国外からの受け入れ中止は、1932年の建国以来初めてとみられる。

 ハッジはイスラム教徒が果たすべき五行(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)の一つで、財力や体力がある信徒は、一生に一度は巡礼することを課されている。毎年、世界各地から200万人以上が訪れ、ハッジのために10年以上にわたって貯蓄をする人もいるといわれる。

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 だが、サウジ政府は6月22…

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