半導体製造のパワーテックテクノロジー秋田(PTI秋田)=秋田市雄和石田=が、10月末に生産を終了することになった。新型コロナウイルスの影響で製品の受注が激減し、先行きが見えないことから、台湾の親会社が生産終了を決めた。252人いる従業員に希望退職を募ったところ、全員が応じたという。

 PTI秋田は半導体メモリー製造の後工程を担っている。新型コロナ感染拡大の影響で、主力製品であるスマートフォン向けメモリーの受注が急減しており、今年の受注は計画の2、3割に落ち込む見通しだ。

 感染の終息が見えず、巨額の赤字が予想されることから、親会社のパワーテックテクノロジー(本社・台湾)が生産終了を決めた。会社を清算するのか、他社に譲渡するのかといった法的手続きは未定。

 PTI秋田は今月1日、生産終…

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