経営共創基盤が名工大と新会社 大学の「知」で企業支援

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佐藤剛志
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 名古屋工業大(名古屋市昭和区)とコンサルティング会社「経営共創基盤」(東京都千代田区、冨山和彦CEO)が、共同で新会社「名古屋工業大学共創基盤」(NITEP(ナイテップ))を学内に設立した。名工大の研究や技術を、必要とする企業につなぐことが主な目的だ。

 名工大の木下隆利学長らが28日、ウェブで会見を開いた。NITEPは6月下旬に設立。NITEPの社長は経営共創基盤の川上登福(たかよし)マネージングディレクターが務め、名工大で産学連携を推進する江龍修(えりゅうおさむ)理事・副学長が顧問に就く。

 名工大ではこれまで、特定の研究や技術に関心を持った企業と、研究者個人に重点を置いた共同研究が多かったという。新会社では、経営共創基盤が持つ企業経営支援のノウハウを活用し、企業が抱える課題の解決に大学の技術を生かす。複数の研究者の知見や技術を組み合わせるなどし、「組織対組織の共同研究」に転換する。規模の大きな案件を増やしていき、得られた資金を将来の技術や研究に再投資する循環を生み出したいという。

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 川上社長は「共同研究が一番…

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