欧州でも再び感染者急増 夏休みの海岸、マスクせぬ人々
パリ=疋田多揚 ジュネーブ=吉武祐
新型コロナウイルスの感染のピークを越えたフランスやスペインで感染者数が再び急増し、外出禁止令を課していた4~5月の水準に戻り始めている。第2波を懸念する政府はマスクの着用や空港での検査を義務づけるなどの対策に乗り出している。
フランスでは24日、新たに1130人の感染が確認された。千人を超えるのは2日連続で、5月上旬の水準だ。同月11日の外出禁止令解除後にいったん200人以下まで下がったものの、7月に入って再び増加している。死者数は連日10人前後で、数百人だったピーク時を下回っているが、集中治療室への受け入れ患者数も上昇に転じた。検査数の伸びを上回るペースで感染が広がっている。
フランスで原因として指摘されているのが「緩み」(カステックス首相)だ。夏休みシーズンに入って各地のバーや海岸などで若者がマスクを着けずに密集して踊り明かす様子が連日報道されている。地下鉄などの公共交通機関では、義務のはずのマスクを着けない乗客も増えた。
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仏政府は24日、米国やブラ…
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