原発安全神話を象徴する広告塔、双葉町での展示を要望

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古庄暢
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 福島県双葉町で掲げられてきた原発のPRの広告塔について、町が県に今秋オープン予定の「東日本大震災原子力災害伝承館」(双葉町)での屋外展示を求めていることが町への取材で分かった。館内での展示を検討してきたが、大きさの都合で難しいという。

 広告塔は高さ4・5メートル、幅16メートルで、町が1988年に双葉駅前、91年に町役場前に1基ずつ設置。「原子力明るい未来のエネルギー」など住民から募集したPR標語を掲げ、事故後に原発の安全神話を象徴する負の遺産として広く知られるようになった。

 伊沢史朗町長は20日、朝日新聞の取材に「原子力政策を推進した町が被害に遭った。その反省も含め、訴えかけるものとして展示して欲しい」と話した。

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 老朽化のため、町は2016…

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