コロナのストレス、指先でチェック 山形大が共同開発

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石井力
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 山形大学が、指先の脈波や声、表情などから手軽にストレスチェックができる仕組み「マインドスケール」を、民間企業と共同開発した。新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークなどが導入され、対面のコミュニケーションの減少も懸念される中、企業向けに新たなメンタルケアのサービスを提供したいという。

 開発したのは、山大学術研究院で電子デバイス電子機器を研究する横山道央准教授と、知能情報学の原田知親助教、米シリコンバレーに本社があるベンチャー企業の日本法人「Yume Cloud(ユメクラウド) Japan」(吉田大輔社長)。同法人は山大の誘いで、山大の有機材料システム事業創出センター(米沢市)内に設立された。東北大学東北芸術工科大学も開発に協力したという。

 サービスは、専用の計測器で測った、血液が全身に送られる時に起きる脈波や、スマホのマイクやカメラで捉えた声や表情などを人工知能(AI)で分析し、ストレスの度合いをグラフなどで可視化。これを基にカウンセラーとオンラインでやり取りをし、メンタルケアに生かすという。

 現在のメンタルケアは記述式…

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