京の街角に石で車が傷 「よろしおすやろ」という親切

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漫画家・グレゴリ青山さんが選ぶ傑作選「関西の美徳」

勝手に関西遺産総集編

2004年から続く関西遺産は、総集編をお届けしています

「まだまだ勝手に関西遺産」は、関西には本家のユネスコ認定の世界遺産に収まりきらない、愛すべき身近な「お宝」がいっぱいある――。そんな意気込みで2004年にスタートしました。総集編の後半は2015年以降にとりあげた関西遺産から、傑作選をお届けしていきます。

 「関西遺産」傑作選は先週に引き続き、イラストを担当する漫画家グレゴリ青山さんの2回目。今回のキーワードは「関西の美徳」です。

京都人の性質のこもった石

 路地や家の角に置かれた石。全国どこにでもあるが、道の狭い京都では「いけず石」。基本は車よけだが、「壁にぶつけてほしくない」との気持ちを示したものとか。遠回しに言い、対立を避ける京都の流儀にかなったものとの考察も。

愛とお笑いのこもった芸のある大阪ののしり言葉

 当たり前だが、目は自分ではかめない。できないことだからこそ、きつい言葉であっても愛があるのか。「こんな奴(やつ)、目ェ嚙んで鼻咬(か)んで死んでしまえばよいのだ」。昨年亡くなった大阪育ちの作家田辺聖子さんのエッセー集にもでてくる。

格差のないありがたさ。軽さも追求

 ランドセルのようなリュックサックのような。京都府向日市の学生用品店「マルヤス」が製造する通学用のかばん。研究と改良を重ね、軽くて丈夫に仕上がり、車のドライバーの注意も引くようにできている。人気は根強い。

後半では、グレゴリ青山さんが自らの体験も交えて、選んだ「関西の美徳」を語ります。

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