仙台市戦災復興記念館(青葉区)で「戦時下の東北学院」と題した企画展が始まった。1945年の仙台空襲での被害や戦後の復興の過程などを貴重な資料で伝える。
市民ら約1400人が死亡した仙台空襲では、中学校の木造建築物はすべて焼失。当時の講堂の写真からは、火災による被害の大きさがうかがえる。
当時の学生らが残した資料も戦時下の学生生活を知る上で大切だ。中学部の生徒が使用していたとみられる教科書の裏側には「入試突破」とともに「大東亜民族万歳」などと書かれていた。その後、勤労動員先から父親にあてた手紙で宿舎の食事がまずく、不衛生であると訴えている。
ここから続き
また、41年の真珠湾攻撃の…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら