コロナ論文撤回、相次ぐ 緊急時に揺らいだ科学への信頼

有料記事

ワシントン=香取啓介
[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の社会・経済に大きな打撃を与えた。だが影響はそれだけではない。未知のウイルスと戦うために必要な科学への信頼を揺るがす不祥事も相次いだ。(ワシントン=香取啓介)

 英ランセット、米ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)という世界のトップ医学誌2誌が6月上旬、同時に論文を撤回した。

 いずれも新型コロナ治療薬の候補を探す研究で、共通点は、米シカゴ拠点の「サージスフィア」という無名の会社によるデータを使っていたことだった。

 ランセットの論文は、抗マラ…

この記事は有料記事です。残り1711文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]