専修学校生、相次ぐ入学辞退・中退 コロナ禍で窮状深刻

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伊藤和行
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 新型コロナウイルスの感染が拡大した4月以降、東京都内の専修学校・各種学校の学生の一部が入学を辞退したり中途退学したりしていたことが、都専修学校各種学校協会の調査で分かった。国の緊急支援が行き届かず困窮学生が学びを諦めているとみられ、協会は支援の拡充を求めている。

 協会によると、5月前半に加盟する都内の334校へアンケートしたところ、118校から回答があり、4月以降に入学を辞退する学生がいたのは37校(31.4%)の計132人、中途退学者は24校(20.3%)の計45人に上ったという。学生から中途退学や学費納入の相談があった学校は68校(57.6%)あった。

 一方、協会が5月26日~6月10日、334校の学生を対象に行った調査では計約7千人が回答。「必要な支援」として約6割が学費の減免を挙げ、「アルバイトが見つからず生活苦で休学か退学しようか悩んでいる」「国の学生支援緊急給付金の対象ではないと言われた」「学生に差別なく支援を求めます」といった窮状を訴える声が上がった。

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