飲めない時から健康のため ノンアル飲料の市場が拡大

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生田大介
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 ノンアルコール飲料の市場が拡大を続けている。元々は車の運転や妊娠・育児中などでお酒を飲めない人が主な対象だったが、近年は健康を気にする中高年らにも人気が出ているという。酔わないだけでなく、お酒に比べてカロリーや糖質が少ない点が支持の理由だ。

 ノンアル飲料はビール風味の「ノンアルビール」が大半を占め、昨年の販売量は推定約1939万ケース。若者のアルコール離れなどでビールの市場縮小が続くなかで、その5%程度を占めるところまで増えてきた。

 メーカー各社はこれまで味をビールに近づけることに重点を置いてきたが、近年は「特に健康志向の商品が伸びている」(キリンビール)という。昨年7月にサントリービールが「内臓脂肪を減らす」とうたう機能性表示食品「からだを想(おも)うオールフリー」を発売すると、同10月にはキリンが同じタイプの「カラダフリー」を投入。今年6月にはサッポロビールが「尿酸値を下げる」とうたう「うまみ搾り」を出すなど、発売が相次いでいる。

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