むつ市長、GoToに懸念 感染拡大すれば「人災に」

伊東大治
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 青森県むつ市の宮下宗一郎市長は13日、新型コロナウイルスの感染が首都圏などで再び拡大している現状について、状況次第では市の観光施設などを再び閉鎖する方針を記者会見で明らかにした。下北の町村にも同様の対応を呼びかけたいという。

 下北地方で新型コロナウイルスの感染者に対応できる病床は、むつ総合病院の4床だけ。今月下旬から予定されている国や県の「Go Toトラベルキャンペーン」などで人が訪れ、感染が地元で拡大することがあれば「今まで我慢してきたことが水泡に帰す。今までは天災だと言っていられたが、そうなればもう人災になる」と述べた。「政治や行政が国民、県民の命や健康をないがしろにしてはいけない。経済は大事だが、経済を回す方法はいくらでもある」として、観光施設を含めた市施設の閉鎖を検討する方針を示した。(伊東大治)

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