欧州で相次ぐ殺人、ロシア政府など関与?被害者に共通項

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モスクワ=喜田尚
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 ロシア南部チェチェン共和国のカドイロフ首長を批判する反体制派が欧州で殺害される事件が相次いでいる。今月4日にはオーストリアで難民生活を送る男性(43)が射殺された。ドイツは昨年、同国で起きた事件にロシア当局の関与があったとして外交官2人を国外退去させており、ロシアと欧州の緊張が再び高まる可能性がある。

 オーストリアのAPA通信などによると、4日の事件はウィーン郊外の商業施設近くで発生。殺害された男性はチェチェンの元警察官で、2007年にオーストリアで難民認定を受けていた。ロシア国籍のチェチェン出身者の容疑者2人が逮捕された。男性は別名を使い、ユーチューブなどでカドイロフ氏を激しく批判していた。地元警察の警護の申し出は断っていたという。

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