児童ポルノ販売容疑で書類送検 2万人分の会員情報押収

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 海外を拠点にしていた国内大手の児童ポルノ販売サイト「AV Market(エーブイ・マーケット)」の運営者が逮捕された事件で、愛知県警などは10日、同サイトなどを運営していた香港やハンガリーの法人3社を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(不特定多数への提供)の疑いで名古屋地検に書類送検し、発表した。同法違反容疑での海外法人の摘発は全国初という。

 3社の代表取締役は、それぞれ札幌市に住む日本人の男3人=同法違反容疑で逮捕=が務め、いずれも容疑を否認。うち1人はこれまでの捜査に対し、「チェックした限りでは児童ポルノはなかったが、出品者が運営側を欺いて出品してきた」と供述しているという。

 少年課によると、3社は前身のサイトのシステム管理などを担い、2018年1月、海外のサーバーを使って児童ポルノの画像を販売するなどした疑いがある。送金先をブダペストの会社にするなど、捜査の手が及ばないよう海外に拠点を置いたとみられる。

 県警は関係先約30カ所の捜索でパソコンなど約80点を押収。約2万人分の会員情報もあり、出品者や購入者についても調べている。

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