高知)高知城の国宝化願い、新資料に懸賞金500万円

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今林弘
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 高知城(高知市)の国宝化を目指す民間団体「高知城を国宝にする県民の集い」と「龍馬同盟」が懸賞金500万円を用意し、天守の完成年などを記した棟札や図面を探している。新資料の発見で国宝化を後押しするのが狙い。

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 初代土佐藩主の山内一豊が建てた城は1727(享保12)年に焼失し、現在の高知城は1749年の再建とされている。天守は戦前に国宝に指定されていたが、戦後、文化財保護法の基準により重要文化財とされた。姫路城姫路市)などは改めて国宝に指定されたが、高知城は今も重文のままになっている。

 2015年に松江城松江市)の天守が国宝となった際の決め手は、松江市が懸賞金を設けるなどして徹底的に調査して見つかった木札だ。県民の集いの会長代行の島崎順也さん(75)によると、松江城の例にならい、支援企業の協力も得て、懸賞金の金額も同じ500万円と決めた。

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 県によると、高知城の天守は…

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