国内旅行の代金の半額を補助する「Go To トラベル」の事業が22日から始まる。22日以降の旅行なら予約済みの旅行でも割引の対象になる。国土交通省は、JTBなど旅行大手や日本旅行業協会など7者でつくる「ツーリズム産業共同提案体」に事務手続きを委託する。
旅行代金の半額が補助される仕組みで、1人1泊あたり2万円(日帰りは1万円)が上限だ。補助額の7割分が宿泊費など旅行代金の割引に、3割分が旅行先での飲食や買い物に使える地域クーポンにあてられる。例えば1人1泊2万円なら、7千円の割引と3千円のクーポンがもらえる。
割引について旅行会社や予約サイトなどの準備が整うのは27日以降のため、当面は旅行後に領収書などで還付を申請する。交通費はツアー商品に含まれていれば補助対象となる。クーポンは不正防止策などに時間がかかるとして、9月以降の旅行から配る。使えるのは旅行期間中のみ。
国交省は22日から事業を始めるが、当初は事業開始の発表前に予約済みのものは「対象外」とする方針だった。夏休みが近づき多くの人が旅行の予約をしているため、対象外にすると大量のキャンセルが出る恐れがあった。公平性も配慮して予約済みも対象にすることにしたという。
外食や観光などの消費喚起を…
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