内戦下の国、コロナ禍でどうなるか シリアの意外な現状

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聞き手・神田大介
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【朝日新聞ポッドキャスト】新型コロナとの戦い 世界の現場から@シリア

 地球上にあるほぼすべての国に広がる、新型コロナウイルスの猛威。中東のシリアは内戦が9年にわたって続いています。病院すら攻撃のターゲットとなる中で、対処ができるのか。シリア取材を続けるイスタンブール支局の其山史晃記者に聞きました。

ポッドキャストでは

長期化するシリア内戦は今後、どうなるのか。新型コロナの影響も踏まえ、其山史晃記者が解説します。

Q 感染状況はどうなっていますか。

A いまシリアは、大きく三つのエリアに分かれています。アサド大統領が治める地域、北西部のイドリブ県に残る反体制派の地域、そして北東部にあるクルド人勢力が支配する地域です。

写真・図版

 アサド政権は保健省が感染の状況について発表しています。それによると、感染者数は372人、死者数は14人。あまりに少なく、数字が正しいのかどうかはよくわからないところがあります。

Q そもそもPCR検査をできる状況にあるんですか。

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A アサド政権に対しては、中…

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