12歳が考える「ヒーロー」 withコロナ時代の道徳

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小川崇
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 新型コロナウイルスを巡る差別や偏見について、道徳の授業で取り上げる小中学校が増えている。ウイルスと共存せざるを得ない新しい生活の中、不安にどう向き合っていくのか。独自の教材をつくる学校もあり、児童や生徒は自ら考え、学んでいる。

 6月下旬、愛知県岡崎市立岡崎小5年の道徳の授業で、教諭がニュース記事を読み上げた。

 「3歳の子どもを持つ看護師の女性が、保育園から子どもの預かりを拒否されたといいます」

 テーマは「ウイルスが人の心にもたらす影響」。児童らは、感染者を受け入れる病院で働く看護師の立場から「自分だけ理不尽」、保育園の立場から「ほかの子にうつったら責任がかかる」などと意見を交わした。

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 教諭が「誰も病気にかかって…

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